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使用された弾薬は、弾丸・雷管・黒色火薬を

ドライゼ銃に使用された弾薬は、弾丸・雷管・黒色火薬を紙製の薬莢で一体化させたもので、実用薬莢としては最初期のタイプである。

直径15.4mmの弾丸は、周囲を紙製のサボットと呼ばれる緩衝用パーツで覆われている。

サボットは発射時に弾丸と銃身内のライフル溝の間に挟まる事で弾丸に回転を与えるとともに、隙間を塞いで前方へのガス漏れを防いで威力を保ち、同時に弾丸の鉛が銃身内部のライフル溝に付着・堆積して命中精度を落としてしまう事を防いでいる。

また、サボットの底面には雷管(図中・紫色の部分)が装着されており、その後ろには4.8gの黒色火薬が充填され、薬莢の先端は巻かれて糊付けされ弾丸が脱落するのを防いでいた。

発射する際には、長い撃針(ドライゼ針)が紙製薬莢の後端を突き破り、火薬を貫きながら前進して雷管を打って着火させる。

また空包も存在し、弾丸を持たないため実包より短く軽いが、その構成と薬量は実包と同等であった。
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メカニズム [編集]
既に完成されたボルトアクション銃を見慣れた現代人の視点からは、ドライゼ銃の右上方に直立したボルトハンドルや、AK突撃銃を思わせる長いレシーバは奇異に見える。しかし、その基本構造は全てのボルトアクション銃と共通した存在であり、19世紀前半にこれだけのコンセプトを実現したドライゼ氏の独創性は比類ないものと言える。

ドライゼ銃が確立したボルトアクションは、ボルト操作だけで射撃に必要な操作が全て完結する画期的な機構であり、単純な操作で連続した射撃が可能だった。

ドライゼ銃の銃身およびレシーバ部は一体化しており、ボルトから突起したハンドル部の根元が、レシーバ上部の突起と勘合する事で薬室は閉鎖されている。

この状態からボルトを左に回せば閉鎖が解かれ、更に後方に引くことで薬室が開き、新たな弾薬を装填する事が可能となる。

再装填後に、上記の操作を逆に行う事で閉鎖状態に戻す事ができる。ボルトを戻す際には、雷管に打撃を与える撃針にスプリングのテンションが蓄えられて次弾の撃発準備が整う。

ドライゼ銃は金属薬莢が存在しない時期の後装式銃であるため、銃身後端(薬室)の閉鎖はボルトを押し付けて密着させる事で行われていた。

銃身(薬室)後端はすぼまった形状のテーパーが付けられており、これと嵌合させるために、ボルトの先端内側は漏斗のように傾斜している。

また、ボルトの根元が嵌合するレシーバ上部のロック部突起(ロッキング・ラグ)には傾斜が付けられ、ボルトハンドルを右に回して閉鎖位置に戻す過程で、ボルトの先端は傾斜に沿って銃身に強く押し付けられ、銃身後端とボルト先端の傾斜は互いに密着する。

この密着は金属同士の摺り合わせであるため徐々に磨耗したが、ボルトを更に右に回転させる事で継続して密着を維持できた。

長期の使用によって傾斜面に発射ガスによる腐食が生じて間隙が生じると、徐々にガスが漏れ出すようになったが、銃身後端とボルトの密着面が傾斜しているため、ガスは銃口側へ向かって吹き出すよう誘導され、嵌合部も射手の顔面から離れた場所に設けられており、直接ガスに曝される事がないよう配慮されていた。

ドライゼ銃のボルトアクションは、プロシアのライバルだったフランスがシャスポー銃およびグラーライフルとして模倣・改良し、日本の村田銃はこれを更に模倣・改良している。

その後、ドライゼ銃に触発された各国でボルトアクションの改良が続けられ、閉鎖・撃発・安全装置のタイプによって各種のバリエーションが生まれ、ドイツのモーゼル式・イギリスのリー・エンフィールド式・日本の有坂式などが開発され、概ね19世紀末までに完成され、現代に引き継がれ軍用・民生用として幅広く利用されている。

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2009年06月02日 09:57に投稿されたエントリーのページです。

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